ん?うちの観葉植物に虫がついてる…
観葉植物に虫が湧いたら嫌ですよね
せっかく育てた植物が、害虫の被害に遭うのは悲しいですよね。
でも、放っておくと大変なことになっちゃうかもしれません。
この記事では、観葉植物の害虫対策について、今すぐできる簡単な駆除法と効果的な予防法を紹介していきます。
- 観葉植物を襲う厄介な害虫の種類
- 今日から始められる5つの予防法
- 害虫発生時の対処法3選
観葉植物の害虫対策とは?
観葉植物を育てていると、害虫に悩まされることがありますよね。
大切に育てている植物が害虫によって弱ってしまうのは、とてもショックです。
でも大丈夫!ここでは観葉植物の害虫対策について、詳しく解説していきます。
これらのポイントを押さえれば、きっとあなたの観葉植物を害虫から守ることができますよ。
それでは、さっそく見ていきましょう!
害虫の種類と特徴
観葉植物につく主な害虫としては、以下のようなものがあります。
観葉植物につく主な害虫
- カイガラムシ
- アブラムシ
- ハダニ
- トビムシ
- キノコバエ
- ナメクジ
植物の養分を吸うカイガラムシ、アブラムシ、ハダニなどは、吸汁性害虫と呼ばれています。
彼らは植物の新芽や葉の裏側にいることが多いですよ。
- カイガラムシは新芽や生長点付近に発生
- ハダニは葉の裏にいることが多い
- アブラムシも植物の新芽を好む
一方、トビムシやキノコバエは土の中のバクテリアなどを餌にしています。
- トビムシは土の中でピョンピョン飛び跳ねる
- キノコバエは土から発生するコバエの一種
また、ナメクジは葉や新芽を直接食べてしまう害虫です。
湿度の高い屋外で多く発生します。
このように観葉植物の害虫は、吸汁性のものから植物を食べるものまで、種類も様々です。
害虫がつく原因
そもそも、なぜ観葉植物に害虫がつくのでしょうか?
実は、害虫の多くは湿度が高く、風通しの悪い環境を好むんです。
観葉植物の置き場所の湿度が高すぎたり、鉢の中が蒸れていると、害虫が発生しやすくなります。
- 水やりのしすぎで土が湿りがちになっている
- 日当たりや風通しが悪く、葉が乾きにくい
- 植物に比べて鉢が大きすぎ、土の量が多い
このような環境は、植物自体の生育にもよくありません。
害虫の発生を防ぐには、植物が健康に育つ環境づくりが大切なんですね。
また、ほこりっぽい場所だと害虫がつきやすいと言われています。
葉についたほこりは、害虫の格好の隠れ家になってしまうので要注意です。
害虫対策の基本
観葉植物の害虫対策の基本は、清潔な環境づくりと早期発見・早期駆除の2点です。
具体的には、以下のようなことを心がけましょう。
- 植物に合った適切な水やりをする
- 日当たりと風通しの良い場所で育てる
- 葉についたほこりを定期的に取る
また、植物の様子をこまめにチェックすることも大切です。
- 葉の表面や裏側に虫がいないか確認
- 葉が黄ばんだり、変な斑点ができていないか観察
害虫を見つけたら、すぐに駆除しましょう。
放っておくと被害が拡大し、最悪の場合は植物が枯れてしまうこともあります。
普段からしっかりと予防して、早期発見・早期駆除を心がけることが大切ですよ。
観葉植物を守る5つの簡単な予防法
それでは、観葉植物の害虫を予防する具体的な方法を5つご紹介します。
どれも簡単にできるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
鉢の受け皿の水を捨てる
観葉植物に水をやると、鉢底から余分な水が出て受け皿にたまりますよね。
この水を放っておくと、害虫が発生する原因になります。
特にトビムシなどの湿気を好む虫が集まってくるので、水やり後は必ず受け皿の水を捨てるようにしましょう。
- 水を放置すると雑菌が繁殖しやすい
- 根腐れの原因にもなるので要注意
水はけの悪い鉢だと水が溜まりやすいので、鉢底の穴が詰まっていないかもチェックしてくださいね。
葉水で乾燥を防ぐ
葉水は観葉植物の害虫予防に効果的です。
特にハダニ対策として知られています。
葉水には植物の乾燥を防ぐ効果もあるので、湿度管理にも役立ちますよ。
- 葉が濡れる程度の葉水で十分
- ミストスプレーだと細かい霧が出て◎
- 葉の表も裏もまんべんなく濡らす
お風呂場やベランダなど、床が濡れても大丈夫な場所で行いましょう。
ブルームのある多肉植物は水圧に注意が必要です。
無機質の土を使う
有機質の土だと、トビムシやキノコバエなどの発生源になりやすいんです。
害虫予防のためには、無機質の土に植え替えるのがオススメです。
無機質の土は水はけがよく、虫も寄りつきにくいのでいいですよ。
- 赤玉土や鹿沼土などがおすすめ
- 植え替えが難しい場合は土の表面にマルチング
- ココヤシファイバーを敷くとおしゃれ
マルチングは土の乾燥を防ぐ効果もあるので、水やりの回数を減らせますよ。
風通しを良くする
ジメジメした環境は害虫の繁殖地になりやすいので、風通しは大切なポイントです。
部屋の窓を定期的に開けて、新鮮な空気を入れ替えましょう。
エアコンの風があたる場所も避けた方がいいですよ。
- レースのカーテンで風を通しながら直射日光は避ける
- サーキュレーターで室内の空気を循環させるのも◎
風通しを改善するだけでも、害虫の発生を抑えられるんですよ。
購入時の植物を清潔にする
新しく植物を購入した時は、害虫が付いていないかしっかりチェックしましょう。
もし虫がいたら、殺虫剤を使って駆除するのが確実です。。
- ナメクジの卵が土に混ざっていることも
- 専用の土に植え替えると予防になる
植物についている害虫は、そのまま家に入れてしまうと大変なことになりかねません。
持ち帰る前に、しっかりとケアしてあげるのが賢明ですね。
害虫がついた観葉植物の駆除方法3選
予防をしていても、害虫がついてしまうこともありますよね。
そんな時は、迅速な対応が大切です。
ここでは、害虫がついた観葉植物の駆除方法を3つご紹介します。
植物用の殺虫剤を使う
観葉植物の害虫駆除に一番効果的なのが、植物用の殺虫剤です。
殺虫剤には、スプレータイプと粒タイプがあります。
スプレーは葉に直接吹きかけるので、目に見える虫への即効性が高いですよ。
- アブラムシやコナジラミなど、幅広い虫に効果あり
- オルトランなどの主成分がおすすめ
- 葉の表裏から染み込ませるように吹きかける
一方、粒タイプは土に混ぜ込んで使います。
- 土の中の害虫の駆除に適している
- 数か月効果が持続するものが多い
- 臭いがきついので、屋外で使うのがおすすめ
状況に合わせて、適切なタイプの殺虫剤を使い分けましょう。
葉の裏まで葉水をかける
害虫の中には、葉の裏に潜んでいるものもいます。
殺虫剤を使わずに駆除する方法としては、葉の裏まで丁寧に葉水をかけるのがオススメです。
ハダニなどは、強めの水圧で洗い流すことができます。
- シャワーの水圧で葉裏を丁寧に洗う
- ホースで水をかけるのも効果的
- 洗い流した後は、葉水で保湿を
葉水による物理的な方法は、殺虫剤を使わないので植物にも優しいですね。
土を替える
土の中の害虫を駆除する場合は、思い切って土を全部入れ替えるのが一番です。
土を捨てる時は、害虫が周りに拡散しないようビニール袋にいれて密閉しましょう。
新しい土は、清潔な無機質土を選ぶのがオススメですよ。
- 根はできるだけ崩さないよう丁寧に
- 根が痛んでいたら、切り戻しも検討
- 鉢の内側もブラシでこすって洗う
土を替えるついでに、鉢も洗ってあげるとより清潔に保てます。
まとめ
この記事では、観葉植物の害虫対策について、今すぐできる簡単な駆除法と効果的な予防法を紹介してきました。
- 水やりと風通しで予防できる
- 無機質の土がカギ
- 殺虫剤と土替えで駆除
害虫の発生を防ぐには、こまめな水やりと風通しの確保が重要です。
また、無機質の土を使うことで、害虫の発生を抑えることができます。もし害虫がついてしまったら、殺虫剤や土替えで早めに対処しましょう。
植物を害虫から守るためには、日頃の適切な管理が何より大切です。
早期発見・駆除を心がけて、元気な植物を育てていきたいね
大切な観葉植物を健康に保つために、今回の予防法と駆除方法を実践してみてください。
植物に愛情を注げば、きっと生き生きと育ってくれるはずです。